政治の混迷

国の政治を見ていて不安を抱く方がどれほどおられるか、地方議員の一員である立場からすると先が見えないことへの不満は増大するばかりです。
たとえば、税と社会保障の一体改革は政党を超えてしっかり国で議論をしていただかないと、少子高齢化が進む人口減社会が到来することが分かっている中で、国民は煮え切らない国の議論に甚だ不信感を募らせてしまいます。

税金を上げることが公約違反であることと、税と社会保障を一体化し税率を上げる必要があるかどうかを試算することとは、切り離してもう少し現実的に議論すべきです。

政党同士がいいことばかりを述べて国会で挙げ足取りの議論をする国会中継はもういい加減やめてもらいたいですね。

そして昨日の民主党国会議員16名の会派離脱は一体国会議員は誰を見ながら政治に携わっているのかもう一度真摯に考えてほしいものです。

民主党はこれまでの自民党政権ではできなかった社会保障への予算拡大や、少子化対策へ果敢に取り組む方針は維持しなければなりません。そして子ども手当と児童手当の違いを克服し、国地方が協力して少子化対策に取り組むように努力すべきでしょう。

今新聞紙面では地方議会での地域政党や、統一地方選挙に向けた各政党の駆け引きなど、政治を無視した政局ばかりが取りざたされています。

綾瀬市議会でも議会改革は道半ばで選挙に突入です。
物事を変えるためのエネルギーはそれぞれ議員が担わないと一度に変わることができません。

私自身は政治不信の風潮を真摯に受け止め、自らの政策と信念を堅持しながら23年度予算議会に取り組んでまいりたいと思っています。