3月定例議会が始まりました

2月27日より令和5年度予算を審議する定例議会が開会しました。

次年度は過去最大の317億3千万円。前年度比13億2千万円(4.3%増)となっています。市民税収入は134億8千万円と前年度と比較して6億6千万円の増となりました。歳入は市税他綾瀬市で徴収する税金と、国や県から来る予算を合わせたものが合計です。綾瀬市だけでの収入は全体の48.6%ですが、本来国税として徴収されたものを均等を図るために分配されるので自主財源の比率としては良いほうです。

綾瀬市は高齢化率も27%となり、扶助費の割合が全体の25%を占めて年々増えています。人件費や人の暮らしを守る扶助費、借金の返済等毎年の必要な経費が50.2%を占めています。残りの予算で老朽化する公共施設の建替えや、中学校の空調設備設置工事、はしご付き消防ポンプ車を購入したりと毎年綾瀬市のまちづくりに使われています。

今後労働人口が減り、扶助費の増や建物の老朽化による再建等が計画され、収入は減るけど必要な予算は増える事が予想されます。どうにかしてサービスの質の低下をしないためには、自治体としても市外の人に来てもらい、お金を落としてもらい税収を増やす必要があるでしょう。

綾瀬市は令和6年度には消防跡地にヤオコーのスーパーが進出し、綾光公園のリニューアルでローズガーデンがオープンします。令和7年度にはタウンヒルズの借地契約が切れ解体され、令和9年度に向けて家電量販店と、ホームセンターが開設されます。市民の足であるコミュニティバスも新たな形で運営するために計画を策定中です。

令和9年度には市役所南側に道の駅が設置されます。また、市民の悲願であった図書館の再整備も令和7年度には方向性が示され、増築や移転等市民のニーズに合った形となる予定です。

これから中心市街地が新たな形で再編されていきますが、何より魅力のあるまちとして賑わいを生み出すことにより、市外からの来客を増やし持続可能性のある行政運営をしていかなければなりません。

駅の無い小さな町の創意工夫が試される時代になってきました。