感謝の思いを込めて
連日暑い日が続いていますが皆様お元気にお過ごしでしょうか。元気にしているのか心配していると聞かれたので、元気に活動しているとご報告させていただきます。
私は選挙翌日からご支援を頂いた方や団体の皆様へのご挨拶に連日回らせていただいております。私の知らない所でも多くの方が動いておられて、全部回れていないのが現状です。皆様には私自身の力不足についてお詫びを申し上げると、「私の応援が足りなかったから、申し訳ない!」と謝られます。どれだけ皆様が懸命に、選挙前から私の政策や人柄を伝えて下さったのか感謝に堪えません。ご支援していただいた方々には心から感謝申し上げます。
この間様々な方へも相談をし、先日は朝賀昭先生ともお話をしてきました。田中角栄氏の秘書を23年務められ現在政策調査会の代表を務められています。大先輩の言葉は、これからの自分の歩むべき方向を示唆してくださいました。
人との繋がりはこれまで政治家として生きてきた財産です。その絆を大事に、これからも歩んでいきたいと思います。
綾瀬市長選挙を終えて
本日綾瀬市長選挙において、私の力不足でご支援いただいた皆様のご期待に沿えず本当に申し訳ございませんでした。
これまで21年市議会議員として、まちづくりに携わってきて多くの皆様と議論しながら政策を提案してまいりました。高齢化率が28%を超す綾瀬市で、これから10年後の綾瀬市の福祉政策をどうやって補っていくのか、本当に難しい課題だと思っています。
今できる政策をお訴えしてきたつもりでしたが、道の駅を起爆剤とした地域活性化策、賑わいを生み出す中心市街地の再開発、そして誰も差別しない多文化共生社会の実現などまだまだ私自身がご支持を得る事ができなかったことは申し訳ない気持ちでいっぱいです。
市民の皆様の投票された選挙の結果が綾瀬市民の皆様の民意です。私はこれからご支援いただいた皆様と更に研鑽を積んで、これからの活動につなげていきたいと思っておりますので、どうぞご支援の程よろしくお願い申し上げます。
佐竹百里
地方自治の要となる議会の役割
6月3日、21年間議員活動を続けてきて最後の議会が開会しました。今回市長の提案した一般会計補正予算の審議では、国や県の事業が決まってそれに影響して市の予算が変更となります。子ども家庭庁より通知が来た内容により性被害防止対策に係る補助金で子ども関連施設に備品購入のお金が支給される内容や保育園の昼寝用マットやオムツ保管の補助などです。また、消防通信指令事務にこれまで海老名市、座間市、綾瀬市の3市で運営していたのに、今度大和市も加わる事になり市境の協力がしやすくなるなど市民生活に直結する議題を審議します。また、これまで遊び場として市民によって運営されてきたドリームプレイウッズが綾瀬市の委託で運営されることになります。青少年の居場所としても利用されるようになるようです。
21日の最終日までの間管轄の委員会で審議されます。綾瀬市で行われるすべての業務が議会の議決によって進められています。ですから地方自治は市と議会が車の両輪に例えられるのです。
行政の重要性と役割
行政の仕事は地域に住む皆様から選ばれた市長と議員によって、その地域の決まりを作り予算配分を決め、どのような立場の方もハンディのある方も誰もが安心して生活できるまちにしていくことです。それを実現していくのが行政職員、そして行政で足りない支援を民間のボランティア、市民の皆様など様々な方が関わり合って綾瀬市民の暮らしを支えています。だから私は「政治とは生活である」とこれまでお話させていただいてきました。
そして行政が政策(どのように現状をよくしていくのかその方法など)を行う事で本当に市民の暮らしをよくしているのかをきちんと見極める事が大事です。行政は市民の皆様から頂いた税金や国からの補助金であらゆる仕事を行っています。でも、それが本当に市民にとって便利で使い勝手の良いものか見極め、更に改善していく事が政治には必要です。
私は議員になる前は子育ての為仕事から離れていました。フランス料理を学び調理師免許も持っていましたのでいずれは食につながる仕事ができたらなと思っていました。
大学も日本文学を専攻し、江戸時代の華やかな文化が大好きで政治とは全く無縁の世界で暮らしてまいりました
ですので「子育て支援が必要だ!」と議員になりましたが、1期目の時行政の業務範囲が広く、自分の専門性の無さに気づかされました。
そして行政職員と正面から対峙しながら政策を議論していくには、公共政策についてちゃんと学ぶ必要があると、明治大学の夜学であった公共政策大学院を受験し修士課程を修了しました。
議会が終わって5時からの授業にお茶の水駅まで2年間通い、行政法や、政策実務など仕事の直結する学科はとれるだけ受講しました。
私たちは2期生でしたが同級生には大卒大学院生の他に浦安市の松崎秀樹市長や、高崎市長、行政職員や議員が同級生にいました。本当に社会人大学院生同志、それぞれの地元課題について熱心に議論したのを思い出します。
これからのまちづくりは人口減少で将来的な税収の縮小や高齢化でのサービスの多様性が求められてきます。更に難しくなる事は十分承知はしていますが、常に学びながら果敢に挑戦したいと思うのです。
議員辞職と補選の関係について
7月7日に行われる綾瀬市長選挙に立候補を表明してから多くの方に聞かれます。
「いったい、佐竹ゆりはいつ議員辞職をするのか。」
私は支援者の皆様には、立候補を表明したとはいえ6月議会の議決までは市議会議員の責任を全うするとお伝えしております。それは、私は古塩市長の政策を支持してきましたし、辞職するのは最後の提出議案まで賛成した後と判断したからです。
そこで議員辞職と、市議会議員補選の関係が取り沙汰されています。
補選の有無についてですが、告示日(6月30日)の10日以内に辞職すると補選は行われません。つまり、私が辞職を決めた6月議会最終日は6月21日。となると9日前ですから必然的に補選は行われなくなります。
佐竹ゆりの二連ポスターに映っている「伊藤たつま君」は補選に出るのではないかと思われていますが、彼は「綾瀬に女性市長を誕生させる会・青年部リーダ―(22歳)」で被選挙権がありません。一生懸命私を支援して下さる支援者です。
私はそんな若者達の声を聞いてまちづくりができる綾瀬市にしたいと思っています。
子育て支援の先駆者が市政を変える
21年前、子育てをする母親が孤独育児で悩んでいるがきっかけで政治の世界に飛び込みました。「子育て支援」という言葉が無く、「母親は自宅で子どもを見ていればいい」と言われた時代でした。子育て中の友人たちと子育てサークル「たんぽぽの会」を立ち上げ、お互いに試行錯誤を重ねながら助けあい、育児を楽しむことが出来る母子の居場所づくりに取り組みました。支援を増やしてほしいと市に働きかけましたが一向に私たちの声を聞いてもらえず、「子育てに悩んでいる当事者として、政治から変えよう」と仲間達から押され市議会に挑戦しました。
あれから21年市議会議員として「子育て環境の改善」や「女性の仕事と子育ての両立支援」に取り組んできました。
特に学校に通えないお子さんの支援や、障がいのあるお子さんの療育支援、困っている人の声を聞きながら活動してきました。世の中もだいぶ変わり、ようやく男性の育児休業が取れるまでになりました。
しかし市議会議員として取り組んできた中で、子どもの貧困、高齢者の移動支援、中心市街地のまちづくりなどで多くの壁にぶつかりました。本当に困っている人の声がすぐに政策として反映されていない。一方で一部の人たちの声が過度に反映されて政策がゆがめられてしまっている。これでは可能性を秘めた私たちの綾瀬の発展が危ぶまれる、綾瀬の子どもたちの未来がひらけない。
私の中で危機感が募っていくばかりの日々でした。
いまこそ、しがらみや既得権益を取り払い、綾瀬のまちを私たちの世代が作っていきたい。総合計画2030に掲げたまちづくりの中心は「物」から「人」に変化しています。市に関わる一人一人が共につながりを強め、前の世代からの知恵を引き継ぎ、夢をもって次の世代に誇れる持続可能な成長・発展を続ける綾瀬をつくりたい。そのチャンスを何としてもつかみたい。
その想いから私は、自らのリスクを恐れず、市民のみなさんとともに綾瀬を変えて、綾瀬の未来をつくる覚悟を固めました。