基地対策特別委員会

綾瀬市議会の基地対策特別委員会の傍聴に行きました。
4年前に委員を受け、その後は傍聴しながら市の考えを聞いたり、議論を見せていただいています。
綾瀬市基地対策特別委員会には保守系無所属議員と、共産党議員、爆音同盟推薦議員の3種の議員が属していて、その議論は国会さながらでもあります。国会と違うのは市が扱う事案の審議や報告なので、意見をしても決定機関ではないので始終説明で終わってしまうことです。
分権法改正で国と地方は対等になったといっても、補助金での足かせがありそう簡単には結論が出せません。悩ましいところです。

18日は議会一般質問です。
初日6番目に質問をいたします。
質問題は
「(仮称)綾瀬インターチェンジについて」
行政改革について」です。

本来政策を構築する場合、そこには社会問題が存在し、それを解消したいニーズが存在します。そのニーズを把握し、目的と個別目標を設定した上で複数の政策案ができ、それを比較したうえで有効なものを試験的実施を行い、成果があれば本格実施を行う。その事業もある一定の期間で見直し評価することで事業の見直し、さらには政策の再検討などを行う。これが政策の一連の流れです。
ですが、今市役所には1000近い事業がありながら、その事業遂行に追われ、事務事業評価を行うことでさらに事業のみの再検討がなされていて、本来何のための事業かという政策的な議論が抜けてしまっているのです。それは珍しいことではなく、どこの自治体も同じようなものです。であるからこそ、市民が満足できるかどうかなんて棚にあげて事業をこなしているのです。顧客志向であっても、仕事をこなすことを目的としたら、真の目的達成には程遠いものでしかありません。
そういう市の仕事の考え方を市長に伺いたいと思っています。行政経営と言いつつ事業経営だけならアウトソーシングで充分です。
意地悪なようですが、トップである以上、さらには次期市長選に出るという覚悟である以上本気で改革に取り組んでいただきたいと思っています。

そうした議論を踏まえて、行政改革について、さらにはインターについて質問します。

20年度は都市マスタープラン、農業マスタープラン、工業マスタープラン、産業マスタープランの見直しや新規作成が予算付けされています。
すべてインターを軸とした政策の再構築です。もちろんインターがあろうが無かろうが必要なものですが、今必至にインターを作るための目的論の論拠型めの準備をしているのです。
これまでインターができたらこんなに良くなるということから議論がスタートし、その後、財政困窮する前の対策であるとか、産業振興のため必要だとかの意見が肉付けされてきました。そこに社会的問題が存在しているのではなく、作りたいが先だったのです。

作りたいからその理由を後から付けていては市民との合意ができにくいのは当たり前。
市の現状から将来像をしっかり分析しその上で、地域活性化インターという選択肢があり、市としては進めていきたいのだが市民の皆さんどうですか?というのが筋であります。
インターがいいとか悪いとかいうけれど、それ以前に綾瀬市としてどうして必要という論拠が示されておらず、今年プラン作成の予算をとるぐらいだからまだまだ不十分なのです。

その中間をすっ飛ばしても、あれば便利だし、費用対効果も見られるから理由はどうあれ県がお金を出すんだから造ろうよという方もいますが、県は起債をしてもその利子分は関連自治体に負担を求めます。綾瀬市とどうしてもほしい藤沢市は多少出しても、その他周辺市が本当にお金を出すでしょうか。
綾瀬市民はその全員が利用している周辺市にある駅の整備にお金を出してはいません。でも利用していますよね。他市の皆さん地域活性につながるんだから道はつながってるんだしお金出してよと言っても、綾瀬市だって駅利用ではお互い様なんだから自分でどうにかしなさいとなりませんか?

綾瀬市が莫大な費用を負担してもどうしても作りたいというのなら、環境負荷も交通渋滞もひっくるめて市民が納得する設置目的を提示し合意を得ていく必要があるでしょう。
インターが白紙になるかもしれないことを前提にもう一度目的から考える政策的議論が必要だと強く要望します。



今日はホワイトデーですね。
私の実家は長崎市で洋菓子店を営んでおり、この時期はクリスマスから、バレンタインデー、ホワイトデーと続き繁忙期です。
ですから、ホワイトデーなんて〜と馬鹿にしてはいけません。
息子が唯一もらってきたチョコレートへのお返しを考えなければなりません。「お返しはおいしいお菓子を買って返すのよ」と、この時期からおしえていくのです。洋菓子屋の宣伝要員教育です。