私は予算案に反対しました。

●全児童への防犯ブザー貸与

犯罪抑止につながるということで、ブザーが小学校全児童に貸与されます。我が家では、一年生の子供がブザーのピンが外れて音が止まず、泣きながら帰ってきました。途中、大人から声をかけられなかったようです。早速、子ども達への使い方の指導、近隣住民への周知に特に力を入れるようにお願いしました。

●全小学校に学校巡視委員の配置

新年度より各小学校に一名、学校巡視員(シルバー人材センターの方で近所にお住まいの人)が、小学校の通学時の見回りや、授業中の校舎周辺の見回りをおこないます。
学校の安全は堅持していかなければなりません。

コミュニティバスの試験運行

今まで市内を循環していた福祉バス(ばらバス・平成18年3月まで運行)に代わってコミュニティバスの運行が試験的におこなわれます。これまで市民を交えた協議会で、ルートや料金等を検討してきました。このバスの運行により、市民の利便性向上のためにも不便地域への市中心部へのアクセスがしやすくなるようです。  

地域活性化インターチェンジ事業の推進

 今年度は、これまで東名高速道路へのインターチェンジ設置ありきで調査された内容を市民に公表し、設置に向け市民の同意を得るため、HPや広報を使った周知活動と同時に、地域説明会を開催していくそうです。「地域活性化インターチェンジ」とはその地域の活性化を目的として、各自治体(県及び市)の予算で作りなさいという事業です。

●私は予算案で次年度のインターチェンジ事業推進は見直しが必要であると反対討論をしました。反対することは事業の全てを否定し、円滑な市政運営ができなくなるといいますが、賛成することで、インターチェンジ設置事業が促進されれば、現在市の都市マスタープランでは既に第二東名インターチェンジ設置予定地も設定されて、将来にむけた綾瀬市のまちづくりが大きく変えられることになります。また、インター建設にかかる綾瀬市の費用は借金となり次世代への莫大な負担になります。その様な事業は見直していくべきではないでしょうか。

国土交通省17年度道路局重点施策に!?

私は昨年議員になってより東名高速道路への地域活性化インターチェンジ(費用は地元自治体負担)設置事業促進に対する異議を唱えてきました。現在計画している東名高速道路の綾瀬バス停付近への設置は費用負担の問題や、用地の問題、市内道路網の問題など課題が多いからです。ですが、道路行政を考える上では高速道路有効活用はとても重要で、人や物の移動が促進されると地域経済の活性化につながる事が期待できます。
本年度国土交通省の道路局重点施策でスマートインターチェンジの本格導入が謳われています。スマートインターチェンジ(IC)とはサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に接続するETC対応のインターチェンジです。16年度は都道府県に希望を募り、全国35箇所で実験が進められました。IC通過による直接便益は1箇所あたり2億円/年。コスト面でも、建設コストが3割削減でき、管理コストも約5割の削減と国は試算しています。参考に現在設置を要望しているサービスエリアで近いところだと足柄SAがあります。
利便性向上のため東名高速の横浜・厚木の間に早期にICが欲しいという要望があるのなら、国の進めるスマートICを海老名サービスエリアに検討してはどうかと考えます。SA内なら加速減速車線も既にあるのです。あとは出入口のゲート車線を作るだけなので費用は少なくてすむでしょう。他市へのIC設置で課題も多いでしょうが、住民のICへの要望が多いのならば2市が協力して協議していけるのではないでしょうか。皆さんはどう思われますか。