常任委員会視察とインフルエンザ

10月27日〜29日まで経済建設常任委員会で福岡県みやま市地域活性化インターチェンジと、長崎県諫早市のごみ分別についてと、長崎市のまちづくりについて視察してまいりました。

諫早市長崎市の視察については後日記載しますが、このたびみやま市地域活性化インターチェンジを視察し、いかに綾瀬市の事業が難しいかを実感してまいりました。

みやま市インターチェンジは水田の中に建設されており、周囲はやはり田んぼです。騒音、用地買収などの課題は県道整備レベルの費用でしかなく、事業決定から2年で開通まで進んだそうです。みやま市は一昨年瀬高町、山川町、高田町が合併してできた新しい市でその3市と大和町、三橋町、そして水の街で有名な柳川市が設置促進期成会として参加しています。

インターチェンジを県が設置し、そこから県道〜柳川市までのバイパスを設置するのに関係自治体で負担しあったということです。
インターチェンジの総事業費は48億円、インター部分が31億円、アクセス道路が17億円です。
アクセス道路(バイパス)は関係市町村が整備費の2分の1を負担することとし、負担割合は柳川市47% 瀬高町(合併後はみやま市)53%だそうです。

翻って綾瀬市はというと、いまだ金額は確定されていませんが、インターが最低に見積もって200億円。接続道路の北伸は住宅地で、さらに拡張のために移転を余儀なくされる宅地が増える状況であり、県道ですが市として単純に道を延ばすとしても70億はかかると発言しています。

さらに神奈川県も綾瀬インター設置促進協議会に費用負担を求めています。

綾瀬市はまちづくりの柱に綾瀬インターの設置を据えていますが、事業凍結も視野に入れ、更には市民負担をしてでも実施すべきか費用対効果についてもう少し考えなければならないと思います。


視察最終日に子どもの学校が学級閉鎖になり、子どもは外出禁止になりました。親としても感染の恐れありと数日間は人との接触を控えました。弱毒性とはいえ感染力の強さに驚いています。
小さいお子さんや持病をお持ちの方はどうかお気をつけください。