酉年のダイナミズム

新春のお喜びを申し上げます。
新しい年を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年も我が家は健康を守られ、それぞれがあるべき場所で頑張っております。

政治の場で仕事をさせていただいて早いもので14年が過ぎました。子育て支援の必要性を訴えて当選させていただいてから女性の就労支援、障碍者の自立支援などその時代で与えられた課題に取り組んできましたが、まだまだ道半ばだと感じております。
地方自治が私のフィールドと思っておりますので、大学院で学んだ地方行政の政策評価は真摯に取り組んでいかなければならないことだと思っています。人口減高齢化社会において、何を行政が担うべきか(税金でやるべきことか)はしっかり検証していかなければ、自ら納税するお金のみで補われていない状況(国の税収や少子化から推計される社会保障費の不足など)から脱却できることは決してありません。
しかも、施策をやったからいいという相変わらずの行政評価では税金の垂れ流しでしかありません。

私たち議員(政治家)の責任で、しっかり政策を評価し税金を使った事業によって市民生活をいかに向上することができたか評価できる組織になるようにしていかなければならないでしょう。
議員はそれぞれの課題について専門性を高めて批判的に評価できる資質を身につけなければならないと思っています。

私自身まだまだ勉強しなければなりませんが…

ところで、酉年の2017年前後に様々なことがありました。

イギリスのEU離脱イスラム国の派生による中東の不穏、アメリカ大統領選の番狂わせ、韓国の政治不安、中国の海洋進出(経済においてのバブル崩壊)などなど

そして2017年、綾瀬市においては米軍艦載機の移駐が始まります。

ケセラセラとは言っていられない時代の幕開けだと思っています。

どうか今年もよろしくお願い申し上げます。

民主党から民進党へ

平成28年度がスタートし、一週間が過ぎました。
皆様どのような新年度をお過ごしでしょうか。

平成27年3月27日。民主党民進党として結党されました。
私は暫くの間公式な発言をしてきませんでした。諸々納得できない間は皆様に説明する資格がないと思っていたからです。
昨年度末から民主党と維新の党が合流するという話が浮上し、地方議員への説明は県連幹事長から全国幹事長会議の報告でなされていました。今合流することは巨大与党と対峙していくための布石であると。

私は、国会議員の選挙事情で政党の合流をし、本来政党の掲げる政治使命を濁すことができるのか、国民にどう説明するのか。永田町の道理は国民には理解していただけないと考えておりました。

私が民主党に入党したのはどの政党より女性の権利を重視し、女性政策を率先して訴えていること。人権政策はどの政党よりも優れていたこと。男女が同等に切磋琢磨して政治を議論できる政党であること。そして何より自民党一党独裁体制を二大政党制にするためには、野党である民主党をもりあげ力をつけなければならないと判断したからです。

その目標は達成されましたが、政党としての未熟さや大災害への対応等で国民の信頼を失い、最後は消費税増税の実を取って解散、政権交代となりました。

その後の安倍政権は皆様がご存じのとおりです。
政策実行のスピード感は実感できましたが、次第に女性政策や貧困対策など弱者への政策は切り捨てられ経済政策という名のばらまきにつながりました。
やはり一党独裁は議員の劣化につながるのは否めないと思います。
私は、自民党は本来多くの国民の声を拾い上げ戦後の日本を創り上げてきた偉大な政党だと思っています。多くの尊敬する議員は自民党の議員でした。しかし、一党独裁になり、自民党においてその志をしっかり受け継いでいる議員以外の、議員になることが志でしかない方々の驕りが、政治不信を促しているのではないでしょうか。
マスコミも政治家の失点ばかりをあげつらいこの国をどうしていくかという気概も見られない。各局のニュースキャスターはまるでテープレコーダーのように同じことしか発言しない。少子高齢化が進む日本の未来を政治家だけではなく、マスコミだって国民だって真摯に考えなければいけない時期だというのに、何かものを言えばこぞって糾弾する風潮が蔓延しているように思えます。

もちろん民進党民主党)が政権交代後、国民の支持を得られていないのだから政治不信への責任は十分あると理解しています。

だからこそ、民主党から民進党への変更がどれだけ国民への期待に応えられるのか、その覚悟がどれ程のものか納得できないうちは民進党を名乗れないと思っていました。

民主党の国会議員は一度離党し民進党に入党しています。地方議員は民主党から民進党結党を機に自動的に移党するということを説明されていました。つまり、民主党地方議員の私は、自動的に民進党へ入党することになります。
自ら進んで入党した民主党と自動的に入党する民進党
政党選挙をしている県議会や政令市議会では政党は重要ですが、一般地方議員にとっては首のすげ替えのようで支持者へどう説明すればいいのか納得いただけるかずっと悩んでおりました。

ですが、ただ言えることは一地方議員として自らの志を貫くことが最も重要で、自らの属する政党が変わることでそれが何一つ変わることはないということです。
民主党として活動してきたことを変えることなく、民進党が、国民と共に進んでいく党というのであれば私は民進党議員として歩むことができます。

この度民進党の方針が示されました。多様性を認めあう格差の少ない寛容な社会、どんな人にも「居場所と出番」のある共生社会を目指します。また、正社員で働くことができ、希望すれば結婚し子どもを持つことができる「人口堅持社会」を目指していくと示しています。これを実現していくことは、これから多様性あふれる日本社会において必要な理念だと思っています。
民主党時代より高い理想を掲げているが実現できないのが民主党の弱さです。それを乗り越え一致団結し政権復帰できる政党を目指し、民進党として再度頑張っていく覚悟がようやくできました。

平成28年4月、これからは民進党議員として歩んでまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

7月には国政選挙もですが綾瀬市市長選挙が行われます。
私たちは政治家は、市民の皆様にさらに政治に関心を持っていただき、より良いまち、より良い日本にするために努力していかなければならないと思います。

本年度も全力で頑張ってまいりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

佐竹百里

安全保障関連法案の廃案を望む

平和を祈る8月。今年は終戦70年ということもあり多くの著名人が発言をされました。「平和とは何か」当たり前のように享受してきた平和の意義を考えさせられます。
そして国会では、参議院での安保関連法案審議が始まり、昨日も委員会開催で交渉決裂など紛糾しているようです。各政党が平和を望みつつも、合意できない法案が強行採決目指して突き進んでいます。

最近、佐竹さんの政治信条について伺いたいというご意見をいただきました。
政治家として働かさせていただいている理念は、社会的弱者救済とノーマライゼーション社会の実現です。
日本は戦後経済大国への歩みを遂げ、貧富の差はあるとはいえ日々の食べ物に困ることの無いような法整備もあり、飢餓で死んでいく国民はレアなケースを除いてほとんどありません。
これからの政治は必要な社会整備は継続的に行うにしろ、真に必要なのは、社会的に支援の必要な人たちが差別されることなく社会で生きていくための支援であり、社会づくりだと思っています。もちろんそれ以外にも労働環境のこと、環境問題…等々、書き出すと書ききれないほど問題はありますが、究極は人権そして命を守るということです。

私も今年で45歳となり、まだまだ若輩ではありますが歳の分だけ社会の変革は直接見てきました。思いやりの精神を基本とした日本人の良さや、言葉を発することを厭い周囲に合わせようとする違和感を伴う協調性、ある種の無関心さ、それでもその時々において、政治や経済がどうにか均衡を保ってきて今の平和な社会を築きあげてこれたのだと思います。色々政治的には言いたいこともありますが、結局平和な国を維持してこれたのは、これら日本人のバランス感覚の成せる結果だったのだと思います。

今、その均衡が安倍政権により崩れようとしています。

日本人の市民団体が核兵器廃絶と共に原爆被害を訴えると、米国で「リメンバー パール・ハーバー」と言われたと聞きます。戦争は相互理解をあきらめ力での支配に委ねた結果おこるものです。日本が行ってきた侵略戦争への謝罪を根底において相手に伝えていかなければ何も進まない。これからも日本は罪を認め謝罪し、その上で外交を通じお互いが理解を深めていくことが求められるでしょう。

安倍政権は集団的自衛権の行使を容認しました。憲法解釈を歪め、日本に直接関係のない他国への自衛隊派遣を認めています。PKO活動を超えて、米軍支援で戦地に赴くのですから安全であるわけがありません。しかも限定的とはいえ武器使用も可能になります。
憲法9条が守ってきた戦争放棄を崩し、今後日本人が人を殺し、殺されるのことがおきるです。私はクリスチャンでありますので殺人は信条的にも認められません。

私自身集団的自衛権がなぜ国益につながるのか未だ国会の議論を聞いていてもわかりません。多くの国民もわからないまま、審議時間が過ぎ強行採決が行われることへの心配をしています。

一地方議員ではありますが、今、全国で声を上げている国民の声を国会議員も真摯に受け止め廃案とすることを心から望んでいます。

市議会議員有志で安全保障関連法案の慎重審議を求める活動を行っています。

http://ueda.town-web.net/siryou/2015annposinntyousingiayasegiinyuusiph.html

13年目にして・・・初めて一般質問を休みます

おはようございます。6月2日より、改選後初の6月定例議会が始まりました。
今日からは3日間の予定で議員による一般質問が行われます。
一般質問は、議員の唯一の公式の場での市長との議論ですので、私もその権利は必ず履行してまいりました。

ですが、13年目にして今回は一般質問を取り下げました。

理由は副議長が一般質問をするのは慣例に反するとの発言をする方が居て、議会が混乱したからです。

本来役職に就くと、議長においては会議の議事進行を行わなければならないので一般質問はできません。ですが、綾瀬市においてはここ数年、副議長、監査は誰も一般質問をやらないのでやらないのが慣例だと思い込まれ、副議長である私の質問の要旨提出に異論を唱えたというわけです。

慣例という方もいましたが副議長においては過去3名の先輩議員が行っていますので慣例は当てはまりません。今在籍している先輩議員もやられているのですから。

綾瀬市では、監査は市の決算を見ているから数字を聞けないという意味で行っていませんでした。

ですが、神奈川県下の近隣市でも横須賀市や東京都の武蔵村山市など多くの市が議長以外の副議長、監査も質問を行います。
選挙で掲げた公約を市長に訴える機会で最も有効なのが一般質問の場ですから、議員として行うのは有権者との約束であると考えます。

会派(あやせ未来会議)の代表は議会を開かれたものにするという趣旨から私にも一般質問をすべきだと背中を押していただきましたが、今回は会派から議長も出していて、議会の混乱を収拾するという責任の一端を担っているという思いで取り下げました。
やめる必要はないと言ってくださる方もおられましたが、9月に2回分の情熱を注いで頑張ります。

支持者の皆様とのお約束は4年間の間に実現に向け全力で取り組んでまいりますね。

さあ、議会に出発します。

新しい会派を発足、そして副議長に任命されました

5月臨時議会を前に、新会派「あやせ未来会議」を立ち上げました。
メンバーは改革フォーラムの安藤議員と、新政会の青柳議員、増田議員、かわせみの比留川議員と佐竹ゆりの5名で構成しています。
会派発足の目的は、議会改革をすすめ、政治を市民に分かりやすく伝えていくためにそれぞれの経験や人脈をフルに活用して行こうということです。
まちづくりの為なら政党すら関係ない、綾瀬市が良くなることを何より中心において、本気で共に政治を前に進めていこうと確認し合いました。

これまで別の会派だったために議論を避けていたことも様々話をしながら改革を進めてまいります。

それから、13日の臨時議会で副議長を拝命しました。議長は青柳議員です。今期から議長、副議長の任期は2年になります。13日の午後から周辺市をはじめ関東基地協議会に属する市にも挨拶周りをさせていただきました。身の引き締まる思いです。2年間全力で頑張りますのでよろしくお願いいたします。

4期目の当選をさせていただきました

28日綾瀬市役所会議室にて当選証書をいただきました。
平成15年より12年議員として活動させていただき、4期目の当選です。

今回の選挙は私の日頃の政治活動不足で票を減らす結果となりましたが、今までの選挙ではできなかった歩きながらの街頭活動ができたので、多くの人とお会いし、握手をし、政策を訴えることができました。

候補者が主婦でもあり、お手伝いしてくれる仲間も主婦で母親で、朝は子どもたち食事を済ませ、家事をこなしてから手伝ってもらいました。夕飯を作らなくてはならないから6時までには事務所から帰るようにしました。
選挙カーからの名前の連呼はやめてくれと支持者からご意見をいただき、選挙カーも使いませんでした。移動の為車を出しましたがスピーカーを付けませんでした。

やりたい選挙をやらせてくれと、わがままな候補者を理解してくれて精一杯支えてくれた多くの仲間たちに心から感謝するとともに、私の活動を評価してくださり、一票を投じてくださった有権者の皆様に本当に感謝です。

綾瀬市ノーマライゼーション社会の実現が政治家としての私の最終目的です。

すべての人が幸せを実感できる社会づくりにまい進してまいります。