市民討議会

昨日綾瀬青年会議所の2月例会が開催されました。
例会のタイトルは「VOICE of あやせ 2011 〜みんなの声をまちに〜」で、相模原市の市民討議会推進ネットワークの副代表 鈴木高広氏による講演がなされました。

以前私も議会の一般質問でも市民討議会については取り上げましたが、やはりサマーコンファレンスでJCの講演を聞いたことがきっかけでした。

市民の声をまちづくりに生かす手法として、これまでの市民アンケートや、タウンミーティング、HPでの政策公募などはいつも同じ人が同じ思想の元発言されており、参加者も代わり映えのない市のイエスマンだらけで結局何も議論されていないのと変わらない(言い過ぎでしょうか)会議がほとんどです。

一方市民討議会は、無作為抽出された市民に、正しい情報を伝え、まちの課題について議論をしてもらい方向性を見出したものを市長に提出し活性化につなげていく手法です。
まちづくりにあまり発言してこなかった人(サイレントマジョリティー)の意見を引き出せ、地域の人の意識改革にもつながる画期的な手法ではないでしょうか。

これは市民から利害関係のない「意見」だけを集約でき、かかわった市民から波及的にまちづくりの意識が向上していきます。正に「自己決定による本領の発揮できる地域」作りにつながるのだと思います。

もちろんこの市民討議会がオールマイティーな手法というわけではありませんが何より市民の意識改革につながることはとても魅力的だと思うのです。

行政関係者も数名参加されていました。市長も前向きにかかわっていくと言われているようです。
これからの綾瀬での開催に期待します。