綾瀬IC協議会発足

昨日綾瀬市役所にて、透明高速道路の「仮称・綾瀬スマートインターチェンジ」の設置をめざした協議会が発足しました。綾瀬市藤沢市、神奈川県、地元自治会代表で構成されています。

この協議会では今後会議をかさね、5月下旬をめざし日本高速道路に対し実施計画書を提出するようです。

私たち住民がどういうまちにすることを望んでいるのかしっかり発言しなくてはならない時期に来ました。

今朝の神奈川新聞に神奈川大学経営学部部長の照屋行雄先生が地域経済の活性化とその方策ということで発言されていました。

そこには、都市型企業誘致を進めてきた横浜市や、さらには県の後押しもあり厚木市藤沢市のように税軽減措置や雇用助成金などを新設して企業誘致を推進している例をのべたうえで、従来の大型企業誘致型の地域経済活性化は企業がグローバル化の中でも生き残るだけの体力があることが前提となるし、自治体間で企業誘致競争を進めることでコストとリスクを増大させていることも指摘されています。

つまり、これからは自治体による域外からの企業誘致活動とは別に、地域の主体的な取り組みによる21世紀型の地域再生のための政策選択が求められていると述べています。

全くその通りであり、地域マネジメントを中心とした大企業が入り込めない、行政ができないニッチ部分に視点を当てたり、また地域としての均衡ある総合力を形成し増大することが新しい時代に求められる地域マネジメントの目標であると先生は言われます。

これまで私も議会等で発言させていただいてきた地域力をいかに育てるか、個々の中小企業が技術の連携や地域の情報を交換をしそこで恒久的に仕事ができるような地域マネジメントをになっていくしくみが必要であると考えています。

経営学は専門ではないのでこれからも勉強していかなければいけないのですが、私は今ある環境を生かして、基幹道路の混雑緩和と生活道路を中心とした整備を進めて、発展する海老名とは違う地域再生を目指すべきだと思っています。

市民サービスを維持するための税収増を求めるならば企業誘致、雇用の場の提供のみならず、住環境を良くし、駅へのアクセスを向上させることが重要だと思っています。

インターの設置は地域の道路環境対策が明確にされない限りは賛成できません。インターができて混雑するから寺尾上土棚線を強引に進めるなんて考えは断固許されるものではないと思っています。