このＧＷの話題と言ったら普天間の基地移転問題でしょう。昨日の鳩山首相の沖縄訪問や発言の記事を見て国民の皆様がどう思われたでしょうか。この数カ月間、政府は日米安保の根本から防衛、外交まで日本の将来に向けた政策を議論していて、新たな戦略を国民に提示するのかと期待していました。国民は、小沢幹事長が言われるように国連主義でいくのか、アメリカ追従で防衛依存をするのか、国益を考えた上で国防についてもっと深い議論を期待していたはずです。またこの国は問題の根本を議論さえせずに先送りにしていくのでしょうか。
新聞では、普天間と厚木では基地の認識が違うと国民保護条例の制定を引き合いに地域理解の温度差を上げていました。沖縄だけが憤っているようですが、厚木基地周辺に住む私たちは同じ地域で良き隣人として生活する努力をしているだけで、基地に賛成しているわけではありません。納得していないけれど仕方がないと思っているのです。
私は、その仕方がないを国民に受け入れてもらうために、国は国民が納得する国防戦略を示す必要があると思うのです。
連日うるさい空を見上げて何も感じない市民がいるわけないじゃないですか。
おりしも核不拡散防止条約締結国の話し合いが行われ米国は核保有数を発表しました。
課題は山積しているけれど、核廃絶への動きは確実に始まっているのだと思います。
なぜ厚木に基地が必要なのか、そして世界平和のために日本がどうあるべきか、私たち一人ひとりが考えるときなのだと思います。
