一体どこに進んでいくのだろう

今週新しく「たちあがれ日本」という政党が設立されました。
略称が「新党日本」とかぶるとかどうとか記事になっていましたが、政党名は面白く拝見しているけど、何をしようとしているのかさっぱりわからないと思ってしまいます。一体何から立ち上がるのか、そしてどこに進んでいこうとするのか、自民党を離れて声をあげるのだから、真摯にこの時代の閉塞感を打ち破る政策を出していかなければならない使命があると思います。
もう5年ほど前になりますが、明治大学与謝野馨氏の講演を聞きました。アジア戦略を踏まえた国の経済成長にむけての戦略を熱く語る姿は、与党自民党をけん引する政策通の気概を感じました。彼が政党を離れなければならない程自民党が機能不全なのかと残念に思えてなりません。

一方、民主党の支持率も低下をたどっています。確かに始めは政治と金の問題だったことはだれもが認めることですが、だからと言って他党の支持が増えることもなく、どの政党にこの国の未来を託せばいいのかわからないというのが国民の声なのでしょう。

マスコミを見ても避難ばかりで政治家もそれに踊らされています。時代は坂本竜馬を望みつつも新たな挑戦にそっぽを向く風潮ばかりです。それを見越してか政治もこれまでの政策とのわずかな違いを見つけてはさも新しいものとして提示する。

政権が交代し新しい流れになれるまでは時間もかかるのでしょう。私たちが今まで経験したことのない政治状況が続いているのです。民主党の代わりが見えない状況であるからこそ、国民も変化を覚悟することが必要なのかもしれません。

私は地方議員なので地方が自立し自分たちのまちのことを地域住民が責任を持って運営していく仕組みを作ることに全力をかけていかなければと思っています。鳩山総理が言うように地方分権民主党政策の一丁目一番地なのです。地方は自立に足るようもっと勉強しなければならないのです。

それは限りある予算で無駄を省くと同時に、サービスの質を保つために負担を増やすか、量を減らすかも考えなければなりません。

でも、国はその先に、日本が将来どうなるのかを国民に示さなければならないと思います。

一体この国はどこに進んでいくのだろう。

与党の地方議員ではありますが、一国民として不安を覚えます。