伊勢研修

井戸端会議にも書きましたが、この週末に伊勢の研修に行ってきました。
財団法人 修養団という団体が行っているみがく講習会です。
http://www.syd.or.jp/ise/
綾瀬青年会議所としての参加で、メンバー9人での強行軍でした。講習会は20日の午後2時から翌21日の午前11時半には終了する一泊一日の研修です。この研修は講習会や自分を見つめるもので、メインは夜10時ごろから行われる伊勢神宮そばの五十鈴川での禊です。
当日は100名余の参加で女性も16人ほど参加していました。男性はふんどし一枚、女性は白い浴衣を着て鉢巻をまいて極寒の川に入るのです。20日の夜は外に出たときもとても寒く震えが止まりませんでした。研修センターから上着をきて無言で川まで歩き、そして上着を脱ぎ気合いを入れて川に入ります。

「無理しなくていいんですよ。これまで事故も怪我もないのは皆さんがそれぞれに判断されているからです。」と言われましたが、それはみんなでここまで来たからには気合いと根性で思わず水に足を入れました。
その水の冷たいのなんの…針で刺されるような感じがしました。
そして不思議なのは思わず笑ってしまう状況の可笑しさというか。こんなつらい時私は笑う人間なのか思いました。

翌日は中山氏の講演があり、公(無私)についての話がとても印象に残っています。
現在日本人に見られる個人主義に警鐘を鳴らし、これまで公を重視してきた日本人論についての話です。公の最小単位は夫婦である。夫も自分のことだから暴飲暴食してもいいとか、妻も茶髪で派手な格好は個人の自由というのは違うでしょと言われました。夫のため、妻のための自分である。それを強制しなさいというのではなくて、考え方です。確かに日本人は個人主義になってCMにもあるようにゴミを道に捨て、いい大人が落書きをし、電車で席を譲らないなど目に余る行動が見られます。
私たちも少し公についてきちんと子どもたちに伝えていかなければと思いました。

この研修を受けて何になるのかと言われたらそれぞれが感じることなのでとても伝えるのが難しいですが、私は自分の仕事に関する問題で考えが揺れたこともあったのですが、人間として信念を貫くことの潔さがもっとも大事だと改めて気づいて帰りました。

来年4月は統一地方選挙ですので任期はあと一年です。
議員の仕事に責任を持ちこの一年を完全燃焼していきたいと思います。