議会中だというのに…

昨日で3常任委員会が終了したので今日は休会となりました。私は経済建設常任委員会に所属し委員長を拝命しておりますが、同委員会も補正予算と22年度予算説明だけでしたので、一日で審議が終了しました。

ところで、一昨日より生まれて初めての花粉症に悩まされています。寒暖の差が激しいので風邪と思い込んでいましたが、今日せっかくのお天気だからと窓を開けるとくしゃみがとまらず、鼻水が無意識のうちに垂れてくるのです。同室の議員も昨年初めて花粉症が出たけど今年はないというので、私も一年ぽっきりで縁が切れるのを期待するばかりです。家族3人とも該当している花粉症をバカにしてきたせいでしょうか…。それともストレス?

実は、今週月曜日、息子がサボっていた塾に行くと言い出したので湘南台まで送っていきました。教室の入り口で久しぶりに先生の顔を見たとたん気が変わったらしく3階から階段を駆け下りビルを飛び出していったのです。まあ、逃げたとしても駐車場にいるだろうと高をくくっていたら、駐車場にも近くの本屋やコンビニ(出没しそうな場所)にもおらず、捕まえなければと夫の職場に電話し助っ人を頼みました。20分ほど辺りを探しても見つからず、お金も何も持ってないし暗くなってくるし、夫はすぐ警察に捜査願いを出してと連絡してきました。
そう言われると急に以前の事故を思い出し、息子の失踪が大事件になるように思えて、よく見かける失踪して数年のポスターまで息子の顔に見えて来るし、ますます怖くなって駅前の交番に駆け込みました。
息子のことを説明すると「あ〜ここじゃ一時所在不明は用紙がないし受けられないんだよね〜。本署に行ってくれる?」とお巡りさんの返答。思わず私も「はあ〜!」と抗議の声が出ました。
だんだん暗くなるし、冷たい風は吹いてくるし、今すぐ無線で探せって言え!と思わず口から出そうになるのを抑えて。お巡りさんに聞こえるように「ここではできないらしいよ!」と湘南台に向かう準備をしている夫に状況を説明しました。すると「あ、ありました」と用紙を出してきて「名前は?」と私の名前を調書に書き込みだし、「あ、間違えた…これは息子さんについてで…」と欄外に訂正し、息子の名前の漢字を伝えようにも「樂」を書けずであまりの対応の悪さに私も爆発寸前でした。

そこで数分たったころでしょうか、夫から電話がかかり「今長後でらくを見つけたから車で帰る」と連絡が来たのです。
息子は何を考えたか、線路沿いに長後に歩いていき後はバス道に沿って家に帰るつもりだったようです。
すぐ、お巡りさんに伝えたら今まで無表情で事務的に書類に書き込んでいたのが、ぱあ〜っと笑顔になり「よかったですね〜。10歳なら50分あれば長後辺りまで歩けますね」と喜んで用紙を廃棄しました。
「…それって喜んでくれているのはわかるけど、あまりの態度の変わり様でしょ。仕事にならないことが嬉しいのでは。」と思う位の変貌でした。

まあ、何もなく見つかったからよかったようなものの、翌日は自分の委員会だというのにあまりの心労でしばらくは動けませんでした。
帰ってきた息子はけろっとしていて悪びれた様子もなく、お金も携帯もないし歩いて帰ろうと思ったようです。
不思議なものですが、本人は家族に心配をかけたことをあまりわかっていません。
息子の後遺症である高次脳機能障害は人それぞれで様々な症状がありますが、最近の息子の症状といえば咄嗟の判断が必要な時周りの状況を考慮できない場合が多いです。無鉄砲といえば「坊っちゃん」並みですが、本来の年齢的なやんちゃもあり、保護者にとってまだまだ手のかかる時期は長そうです。

今から小学校で授業参観とクラス懇談会に出かけます。
嬉しいはずの暖かい日なのに気が重いです。
さあ、マスクをつけティッシュを携帯し、花粉をよけながら自転車を走らせてきます!