教育福祉常任委員会

昨日は教育福祉常任委員会が開かれました。
議案は2件で一件は図書館の指定管理者導入のための条例改正です。もう一件は神奈川県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少と規約の変更に関する協議についてです。

後期高齢者医療広域連合とは、高齢者医療の広域化を目指した制度で私自身はこの案件に賛成してきた経緯があります。その構成団体の城山町藤野町市町村合併により相模原市と統合されました。それにより構成団体が減少するので条例改正が改正されるという案件です。全員賛成で可決しました。

そして、綾瀬市図書館条例の改正です。
今回は図書館に指定管理者を導入するかどうかで議論が割れました。委員のなかには公務員ができることを民間に委託することが効率的か疑問であるという意見もでました。
しかし、公務員がやらねばならないことは図書館の業務ではなく、今後どういう運営方針をとるのか考え指示することです。サービスの向上は民間のサービスのほうがはるかに上でしょう。同じ予算でサービスの向上につながれば市民にとっては有益ではないでしょうか。たとえば、今後高齢化が進むのであるから、期日の返却が難しいこともあるでしょう。そういう時にはコンビニで図書の返却を受けつけるとか、大学で導入されている無料コピーを入れるなど、公務員ではできないサービスの実現ができるかもしれません。

ですが、民間に委託することで蔵書の偏りや個人情報の流出がないようにしなければなりません。民間委託後も図書館職員が一人担当になるようですし、図書館協議会は存続します。きちんと評価していければ民間導入は問題ないと思います。

今日は昼のテレビ番組で、社会保険庁のコールセンターが民間委託だとか、窓口が派遣でモチベーションが上がらないといったコメントを元派遣の人が言っていました。
こういう特別な事情下で、民間委託が悪いという流れにならないように願いたいと思います。

業務にあった雇用をしていくのは民間の成果主義に基づくもので、時代の趨勢ではないでしょうか。