3月議会で各委員会が終了しました

1日より議会が始まり、18年度予算の審議も始まりました。

私は総務常任委員会で、副委員長の任を受けております。総務では主に財政、企画、消防などの業務を審査します。今回大きな案件として質問したのが18年度に1億円の予算を基金として積み立てる事になっている、総合福祉会館複合施設設置の基金条例です。これは総合福祉保健センターの計画がある中、それだけではせっかく建物を考えるならばあらゆる事業を複合すべきという考えがあります。

これまで市長答弁全てにおいて、厳しい財政状況である中限られた予算で事業展開すると言っていたのが、今回複合施設を建てる為の基金を作り今年は一億というのですから、市民にどう説明すべきか非常に悩みました。私自身市民の税金を使って本当に必要かというと即答できません。

しかし、綾瀬市には基地関連予算もあり、今回配らせていただいた「さたけタイムズ」に書かせていただきましたが、国で総枠の決まった防衛予算は、該当自治体での分捕り合戦だから、事業がないとなると綾瀬には予算が来なくなる心配がある。それは国民からしたら、税金であり納得行かないと思うけれど、一自治体が声をあげて変わるものではない。国防の問題もあり、国会をはじめ全体で考えないと、不平等への負担軽減料だからけしてなくなることはない問題である。
つまり、借金で子どもたちへの負担を雪だるまのように作りながらも、防衛予算を使った公共事業をやめると綾瀬市民にとっては損をすることになるのです。

私は綾瀬のベルサイユ宮殿やら、帝国ホテルやらと揶揄される市役所のような建物を作るということに賛成なわけではありませんが、せっかく基地がある迷惑料で建物を国が補助してくれるというのなら、民間のサービスではけしてできない障害者が安心して利用できるスポーツリハビリセンターや、子育て世代の親が安心して子どもを遊ばせることのできる雨天対応型遊戯場、青少年が集う情報センターなどはできたらうれしいと思います。民間市場で対応できるものなら躊躇しますが、少しの受益者負担で行政でしか提供できない施設というものはやっぱり必要です。ノーマラーゼーションのまちづくりを目指す綾瀬市としては、あってもいい行政財産になるでしょう。
私はこれから建物事業内容や施設の概要(借り上げなども考えられる)を検討していくということを確認し条例案に賛成しました。


しかし、1億で思い出したのが竹下内閣の時の”ふるさと創生一億円事業”です。一億円では一人頭に換算するとたいしたことはできないけれど、みんなのためになるものならばと金塊かった市町村もありましたね。あの金塊は一体いまどうなったのでしょう。

一億円は、けして少ない額ではありません。
無駄な建物を建てようとしたら必ず反対していくつもりです。

16日17日は一般質問です。

私は17日の午前中最後くらいで、市長の説明責任(アカウンタビリティについて)と、行政改革について質問します。
ぜひおいでください。