総務常任委員会

今日は総務常任委員会が開かれました。
議案が2件で一つは
第40号議案 政治倫理の確立のための綾瀬市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例 です。
この条例は国の商法の改正により「株券」については(株券が発行されない場合にあっては、株券が発行されていたとすれば当該株券に表示されるべき権利を含む)を加えるようになるということです。上級法令の改正で条例も改正されるもので、可決されました。

もう一つは第41号議案 綾瀬市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例 です。
この条例はこの度神奈川県が政令市をのぞく市町村で共通システムの共同開発をおこない、行政処分のうち今回ネット上で住民票の写しを申し込むなどの申請ができるように条例で定めるものです。国が進めるe-japan戦略でネット行政を運営することで経費削減と、利用者の利便性を高めることができるといわれています。そして今回のシステムはいずれ住基ネットへの接続がなされ、様々なサービスを利用できるようになるといわれています。
今後業務の簡略化や、経費削減のために有効であると思いますが、PCでの個人認証にはICチップ入りのカードが必要で、個人認証のICチップの入った住民カードを自宅で使う場合、読取機(別に買うと大体2000円くらいらしい)が付いてないPCを使っている人は機械を購入する必要があるらしく大きなメリットがないと個人の購入はなかなか進まないかもしれないという危惧もあります。

ところで、今回のシステムで利用できるカードを持っている人が現在綾瀬市内に23名です。・・・たった23名。430万円のシステム代がかかっていている割には余にも少ない。
まだ、システムが申請のみで、結局受け取りに役所に行かなければならず、さほど便利というまではないので、カード取得者が少ないのではないかという心配もあります。もうすこし力を入れてサービスの内容を考え、提案し、取得者を増やしていかないと宝の持ち腐れですよね。
住基カード綾瀬市では今だ400名です。住基ネットは国が300億円もかけてシステムを構築したのに全国で54万枚。一枚あたりのコストは5万5000円です。
このままだと綾瀬市のICチップ入りのカードコストは18万6千円です。
役所も状況改善のために努力をするようにお願いしました。

私はこれからは簡易な業務手続きはPC上で行い、余計な人件費を削りもっと戦略的な政策法務に力を入れて行くべきだと思います。
第41号議案は賛成(全員)で可決しました。