一般質問

3月15日一般質問でした。

「幼児教育無償化を受けての市の対策について」

児童虐待を未然に防ぐ市としての取り組みについて」の2問を質問しました。

冒頭、幼児教育無償化は決して少子化対策にはならないと指摘させていただきました。3~5歳までが無償化になっても、女性が子どもを産むかというと本当に必要な教育費は習い事等の費用で、もう一人産もうと思うかどうかはなはだ疑問です。保育園の0~2歳は非課税世代は無償になることで潜在的保育ニーズが掘り起こされ、待機児童の増加が懸念されています。また、無認可保育園も無償の対象となるので質の保障なども心配です。制度自体が複雑なので10月の導入に向けて保護者が分かりやすいように説明をするよう求めました。

 

児童虐待については、野田市の事件を受け児童相談所の問題や学校の対応の問題など表面化しましたが、市としての各機関の連携がどうなっているのかお聞きしました。小さな市ですので、要保護児童対策地域協議会で関係団体で情報交換を行っている事、個別の事案については個別ケース検討会を開催し方針を検討している旨をお聞きしました。

綾瀬市での児童虐待の通告件数は昨年60件で、心理(24件)、身体暴行(22件)ネグレクト(12件)性的虐待(2件)。乳幼児29人、小学生22人、中学生7人、高校生2人です。

児童虐待はどこか遠くで起きている事ではありません。身近に起きています。

虐待対策は子どもだけ支援することで解決しません。子どもを保護し、同時にその保護者へのサポートも重要ですし、虐待された子どもは大人になるまで支援が必要です。

児童虐待は保護は児童相談所の管轄ですが、普段の生活から起きる様々な問題の対応は市の職員です。市の担当は本当に家族と向き合い対策を講じており頭が下がるくらいです。私は議員としてその担当の方々が働きやすく課題解決できる体制づくりをお手伝いし、子ども達が安全な環境で生活でき、将来に希望を持ち自立できるまでの支援を市として取り組んでいかなければならないと考えております。