「対米従属からの決別を」

昨日6月11日(金)の神奈川新聞に東京外語大教授の西谷修先生が寄稿されていた「対米従属からの決別を」の記事を読み、思わず切り抜きしました。
西谷氏は「脱小沢」を超えた真の課題という副題で、これまで対米従属であった自民党政治の弊害を述べられ、それらからの決別の必要性とその覚悟を持てと述べられています。日本が政権交代後わずか8カ月で内閣が代わった原因である普天間の問題では、これまで日本が見て見ぬふりをしていた問題に手をつけたわけだし、小沢の問題を取り上げ小沢か反小沢かとマスコミは下世話なことばかり報道しているがそんなことよりも、対米従属から自立への道を党派を超えて考えていかなければならないと思うのです。常に国民の目が内政のみに向けられていることへの警鐘です。
普天間問題で日本は国防をそして東アジアの均衡をどうするのかもっと議論すべきだったのだと思います。

事務所費の問題も、軽視すべきとは言いませんがせっかく土曜日の朝テレビをつけても国会議員がお互いの足の引っ張りあいばかりじゃ政治への関心も失せていくのではないでしょうか。
政党を背負ってこられているのはわかるけれど若手の議員として日本をどうするのか議論していただきたい。
そして今の日本をこれからどうしていくのか真摯に語っていただきたいものです。

昨日は東神奈川で行われた横浜市発達障害者支援センターの就労準備セミナーを受講してきました。
まだ理解が難しい障碍を持つ方々をどのように就労に結び付けるかこれまでの経験や制度を説明されましたが、とても心強いサポート体制がなされています。つくづく綾瀬市近郊にあれば気軽に相談に行けるのにと思ってしまいます。

先日NHKのニュースでケアラー連盟についての報道がありました。介護・看護づかれで倒れる前に支援をしようというものです。今後法制度化を目指し活動していくようです。介護保険はあくまで家庭で介護をすることを前提とした保険サービスですから、その介護を担う家族が倒れたら社会で支えるにも支えきれなくなってしまうでしょう。これは障害者の家族にも当てはまります。支援される人、支援する人すべてを支えることによって安心できる社会が実現するのです。

せっかく政権交代が実現しコンクリートから人への流れができてきました。更には地方の時代と言われているのだからそこに住む人たちに目を向けたソフト支援に力を入れていくべきだと思っています。