22年度予算委員会審議通過

国も参議院で議論されていますが綾瀬市も次年度予算の審議が各委員会で可決されました。

主なものは、民主党マニフェストでもある子ども手当がいよいよ給付されるようになります。4月5月は児童手当(現行所得制限あり月額5000円〜10000円)ですが、6月からは所得制限なしで中学卒業まで一律子ども手当の半額(1万3000円)が支給されます。次年度は満額2万6千円の支給予定です。子ども手当には様々な議論がありましたが、保護者への子育てへのアンケートで少子化の理由1位は子どもにお金がかかるというものです。フランスの政策で成果が出ている政策で一定の評価があります。
また、待機児童対策事業としていよいよ大上保育園の建て替えを検討します。また綾南保育園の定員を増員するそうです。そして、つぼみ保育園の建て替えを助成し定員を15名増員できるようにします。
子ども対策は自治体が責任を持って行わなければならない事業ですので市民の立場で要望してまいりました。少しずつですが改善されています。

また、生ごみの減量モデル事業や藤沢市との連携で行うバスロケーションシステムの導入助成などは市民に直結したものです。

綾瀬市は海老名市、座間市と共同出資し高座清掃施設組合を運営しています。そこの焼却炉が老朽化しておりその負担を減らすために綾瀬市はゴミの排出を抑えなければなりません。これは深刻な問題で、綾瀬市としても真摯に取り組み成果を出さなければならない状況です。そこで、家庭から出る生ごみをモデル的に2ヵ所の区域から集め、リサイクルプラザに新規に設置する生ごみ処理機でたい肥化するというものです。この大型生ごみ処理機は一日の処理能力が100?で約年36トンの減量を目指します。

市はかわせみ大作戦を行っていますが、私たちも家庭のごみの水分を切り、資源を分けて減量化に努めなければ、焼却炉の更新となると数十億の負担となるのです。

バスロケーションシステムは神奈川中央バスの通過状況を携帯で知ることができるシステムです。これは神奈中バスが導入するシステムに藤沢市綾瀬市が助成するものですが、バスは時間帯によって到着が前後する時があるので携帯でわかるようになると時間が有効に使えますね。うれしいシステムの導入になるのではないかと思います。(綾瀬市負担年250万)
また、バスは時間帯ごとの状況を検討し運行の社会実験を行います。

そして、市民の権利を条例化した自治基本条例が提案され委員会で可決されました。
自治基本条例はこれまで広報あやせでもお知らせしてきましたが、綾瀬市のもっとも上位に位置する理念条例です。これをどう生かすかは私たち市民に託されています。

これらの予算や条例案は3月23日本会議最終日に議会での議決がなされるます。