受動喫煙について

9月議会に、綾瀬市における受動喫煙対策の徹底を求める陳情が提出されました。私の属していない委員会での取扱だったので、傍聴していたのですが、喫煙する議員がいるので議論がしづらかったように思えたのが正直な感想でした。そして、陳情は不了承となったのです。
吸っている人にとっては規制と言っても法律で禁止されているわけでもなく、喫煙場所で吸って何が悪いといったところでしょうか。ですが、喫煙者や、吸わない人がすうことになる受動喫煙は非常にリスクが高いのです。日本人10万人当たりの生涯リスクをあらわしたデータがあるのですが、能動喫煙では3万7500人〜5万人、受動喫煙では5000人もいます。
参考までに、交通事故だと480人、ダイオキシンで91人アスベストでは10人といったところです。
ところで、たばこは市税収入になるのだから市内で買ってね!なんて軽口をいう議員もいます。国もたばこは税収になり、財務省が管轄でたばこを財政物資と位置付けているのです。
財務省はJT株の2分の1を保有し、財務省天下り先になっているという事情もあるようです。
また、たばこ税の収入が2兆2797億円(1999年度試算)。
喫煙によるコスト(医療費+喫煙関連疾患による労働力損失+火災によるもの)7兆1540億円です。
どれほど害が多いか理解できると思います。

では外国はどうかというと、欧米を中心にTVでの放映も禁止しリスクについてもきちんと伝えています。政府が熱心に規制をしている国も多いのです。
吸うなとは言いませんが、喫煙する場合は人に迷惑にならないようにし、喫煙はリスクがあることを子どもたちにもしっかり教育する必要があると思うのです。


26日(金)は松沢県知事が綾瀬に来ます。

18:30〜20:30 中央公民館にてふれあいミーティングが行われるのです。
テーマは「公共施設禁煙条例で考える健康と喫煙〜神奈川から発信!先進ローカル・ルール」です。

県央地区のみなさんがどのように考えておられるかぜひご意見を聞きたいと思います。

そして、綾瀬市でも今後どうすべきか考えたいと思います。

私も参加する予定です。