トイレの愛読書 PHP

我が家のトイレには私が学生時代からの愛読書PHP研究所発行の月刊誌がおいてあります。
私の母が横浜への大学進学と同時に年間購読の申し込みをしてくれ、結婚した後もプレゼントとして続けてくれています。かれこれ20年近いお付き合いですね。最近は長女も読んでいるらしく「今月のPHPに○○について書いてあったね!」なんて話してくれるようになりました。いろんな場面で、参考になる記事が私を支えてくれてきました。
そのPHPでは今年、ヒューマンドキュメントが特集されていて、さまざまな分野で道を究める人について書かれています。人が気付かないような事や忙しくしていては見過ごすようなことにじっくり取り組み、その道のりは険しくとも結果としてすばらしい評価をうけているのです。
世間に無視されようとも自分を信じてやりぬく強さや、豊かさに反してまで貫こうとする本人を支える家族の強さには感銘を受けます。
殊更思うのは、今の価値観(日本社会が求める豊かさ)を当たり前だと思って思考を止めてはいけないことだと思います。
2人のこどをを育てながら、どう伝えていくべきかとても難しいと悩んでしまいます。子は親の背中を見て育つと言われますが、それほど立派な背中でもないし。

11月号は品格についての記事でした。
電車中読書に新渡戸稲造の「武士道」を最近改めて読んでいるのですが、日本人の本来継承されるべき品格は豊かさの中に埋没してしまっています。高度経済成長期に生まれ育った私世代が何を言うかと思われるかもしれませんが、豊かさを当たり前のように知っているからこそ改めて考えることのできる余裕があるのだと思います。
では、豊かさを手放せるかというとそれも難しいでしょう。豊かさに感謝しながら品格を持つ人となるにはどうすべきか。
だからこそ考えることが必要で、悩みは尽きないのです。




PHPにはストレッチの記事もあり、過去にはダイエットの特集もありました。
真剣に見るのですが、実効できていません。知り合いの栄養士の方が「食べること(口から食糧を取り入れる)でしか太らない」といいました。わかりながら、ストレスがたまるとつい…。
わかっていながら難しいですね。

徒然なるままにでした。